薬膳と出会ってもう10年。
子供が小さかった頃、体調を崩すとすぐに近くのクリニックに駆け込んでいました。「大したことありませんよー」とお薬をもらって帰宅していましたが、自分でできることはないのかと思い始めたことがきっかけでした。
中医学では心と体はつながっていると考えます。体調を崩すと心も乱れる、また心が乱れると体調が崩れると考えるのです。そして中国の昔の人たちは食材ひとつひとつに役割があることを調べて生活の中に取り入れて、心や体の不調をかいぜんしてきました。古代の人々の生活を学んでいくと、スーパーに並ぶ野菜や果物などがキラキラして見えるようになりました。食事は毎日のこと。その日の体調や季節によって食材を選び、食事を作ってそれをいただくことでカラダに変化が起きることを実感。
そしてちょっとした体調の不調は改善できるようになりました。
2013年から2018年までシンガポールに滞在。そこで講師活動を始めました。シンガポールは中華系の人が多いことから薬膳にはもってこいの土地。インド系の人も多いのでスパイスも手軽に手に入ります。そんな場所で講師活動ができたこと、薬膳の楽しさをお伝えできたことは貴重な経験となりました。
中医学の理論や食材の役割も奥が深く楽しい世界です。ご自身や大切な方の健康や美容に役立てるだけでなく、資格取得をすることでこれからの生活のスパイスにしていただけたらと思います。一緒に学びませんか？