柑橘系果物のお話
柑橘系というと思い出すのは、レモン、みかん、グレープフルーツ、ゆず、オレンジなどなどたくさんありますよね。私は柑橘系のドレッシングやオリーブオイルが大好きで常備しています。
主人の実家がみかん農園なので、日本にいるときは冬になると甘くて美味しいみかんを山ほど送っていただき、それを生ジュースやアイスキャンディーにするという贅沢三昧な生活をしておりました。本当に美味しいんです!実になってからは農薬を使わないので、陳皮にもできます!
柑橘系の紹介です。
【みかん】
五性:温
五味:甘・酸
帰経:肺・胃・脾
効能:気を巡らせる
【オレンジ】
五性:温
五味:甘・酸
帰経:肺・胃
効能:気を巡らせる、血の巡りを良くする
【グレープフルーツ】
五性:温
五味:甘・酸
帰経:肺・肝・脾
効能:気を巡らせる、血の巡りを良くする
【ゆず】
五性:寒
五味:甘・酸
帰経:肺・胃
効能:気を巡らせる、血の巡りを良くする
それぞれ別々に紹介をしましたが、柑橘系は体の中の気の巡りを良くして、鬱々した気分を変えてくれる、そして血の滞りを改善してくれるという作用があります。
また、柑橘系の五味は「酸」。食べて酸っぱいと感じる味です。五味というのは、食材を5つの味「酸・苦・甘・辛・鹹(塩辛い)」に分けています。この「酸」は収斂作用と言っていわゆる引き締め作用があります。柑橘系を食べるとお肌がキレイになるとか言われますよね。それはこの引き締め作用のためだろうと思われます。お肌を引き締めるだけではなく、汗や咳などを止めるのも収斂作用によるものです。ただし、食べすぎると筋肉が萎縮したり、汗が出にくくなったりしますので、体調、体質に合わせて食べてくださいね。
また、酸っぱい香りで食欲が出たりもしますよね。一方で酸味によって、塩分を抑えられます。
こちらに紹介したのは、カラマンシとかスモールライムという名で売られている柑橘系果物です。ベトナム料理のフォーに小さなみかんがのっていますよね。あれです。こちらでは1パック20個くらいで1.5ドル、約120円くらいで売られています。
大きさがわかるように爪楊枝をおきました!こんなに小さいけれど果汁がたっぷりです。小さいので使いやすい!
アロマ関連では、オレンジ・ビターについてプチ情報!
オレンジ・ビターは、ミカン科の植物で果皮を圧縮して採れる精油です。それがそれが、オレンジ・ビターの葉から採れる精油は「プチグレン」と言い、お花から採れる精油は「ネロリ」と言います。一本で3倍楽しめる!素晴らしいですね。
いずれも鎮静作用に優れています。特にお花のネロリは、精神安定作用や神経強壮作用が高いです。ネロリの根強いファンっていますよね。ただし、ホルモン依存の病気の方や妊婦さんは用法用量を守って楽しんでください!