白米・黒米
日本人の食事の基本、お米のお話です。
パンと並んで主食の代表と言える食材のお米。毎日の活動のエネルギーの元と言っても過言ではありません。お米は胃腸を丈夫にして、消化吸収を助けてくれ、元気に活動で着るように体全体を補養してくれます。精白米に比べて玄米は食物繊維が豊富で疲労回復、便秘の予防に期待ができます。
私は、お米を炊くときには必ず黒米とヒエを入れて炊きます。そこにゆりねを足すこともあります。こうすることで、嫌が応にでも栄養を摂ることができます!
【米】
五性:平
五味:甘
帰経:脾・胃・肺
効能:体にエネルギーを入れてくれる
【黒米】
五性:温
五味:甘
帰経:脾・腎
効能:アンチエイジング、胃腸を丈夫にする
黒い色をした食べ物は、五臓の中の成長、生殖、アンチエイジングに関わる腎を補養するものが多いです。そして、この黒米もそうです。黒米は、老化を防ぐ働きのある成分であるアントシアニンとビアミンE を含んでいます。また消化器系の脾にも働きかけるので、消化を助けてくれるのでその結果として体力、気力をアップすることができます。黒米を入れて炊いたご飯に黒ゴマをかけたらもっと効果が期待できます!
【もち米】
五性:温
五味:甘
帰経:脾・肺
効能:元気を補う、消化を助ける
もち米はさらに元気をつけてくれるお米です。お餅やおはぎやバリエーションも広がります!
なお、こちらシンガポールのお米はタイ米のような細長い、パサパサしたお米が主流です。湿度が90%を超える熱帯の気候のシンガポールでは、体内に湿が溜まりやすくなります。タイ米などはうるち米に比べて炊きあがった時の水分量が少ないのです。ですから、こちらの土地で住む上では、理にかなっている食材です。そうはわかっていても、やはり納豆は普通のご飯で食べたいし、タイ米ではおにぎりができない。。。ですので、湿を流す食材で補っています。