血の浄化に「黒キクラゲ」!
いきなり「血の浄化」ってなんだーって感じでした?
「肩こり」のところでは、血がドロドロして滞っている「瘀血」はいろいろな体調の不調の原因となりますよとお話しました。そして瘀血対策の食材の中には「黒キクラゲ」も入っていました。
黒キクラゲは血液に栄養を与えたり、血の余分な熱を鎮めよい血を増やし、血行を促進し、出血を止めたり、女性の子宮に関するトラブルを改善すると言われています。
血に関するトラブルというのは、「血虚(けっきょ)」と言って、血が足りないために起きるトラブルと「瘀血(おけつ)」といって、血が体内で滞ってしまったために起きるトラブルと2種類ありますが、黒キクラゲは両方に効果が期待できます。
【黒キクラゲ】
五性:平
五味:甘
帰経:肺・胃・大腸
※帰経については、資料によって異なります。「肝・腎」が入っている資料もありました。ご参考までということでご理解ください。
黒キクラゲは、乾燥物が主ですが、最近では生キクラゲも見かけますよね。歯ざわりなどは乾燥の方がコリコリしているような気もします。いずれも栄養分には大きく変わりません。お好きな方を使ってください。また、生キクラゲを食べると皮膚トラブルを起こすこともあるそうなので、しっかりと加熱して食べてください。
最近は、抗がん作用があるとも言われていますが、「瘀血」に良いとなればそれも納得です。体内で血が滞って良いことなどないですからね。
今日は、血のトラブルを改善するメニューとして、ニンジンと黒キクラゲのシリシリを作りました。