柿ってすごい!
果物のカキのお話です。
秋の食材なので、これまた季節外れでしょうか。。。
【カキ】
五性:寒
五味:甘
帰経:心・肺
効能:咳止め、喉を潤す、熱を冷ます
柿は五性でもわかるように、体を冷やします。風邪をひいたときなどには、熱をとって咳を鎮めてくれるので、熱風邪や喉風邪の時に摂りたい食材です。また、肺を潤してくれる食材なので、乾燥した季節にはぴったりです。ただ体を冷やすのでここが注意ポイントです。暖かい飲み物と一緒にどうぞ!飲み物についてはこちらを参照してください。叔父が熟した柿を二日酔いの時に食べていたのを思い出します!
またカキのヘタは、生薬で「柿蒂(してい)」と呼ばれていてしゃっくりを止める効果があります。また葉っぱは「柿葉(しよう)」と呼ばれて、咳止め、止血効果があるとのこと。柿ってすごいですね!
また、日本にいるときに必ず作るのが柿と蕪のサラダです。短冊に切ってマヨネーズと少量のレモン汁、そしてカブの葉っぱを刻んだものをあえて出来上がりなのですが、シンガポールでは、蕪が手に入りません。似ているものでダイコンがありますが、微妙に違うのです。やっぱり蕪の柔らかさが美味しいんですよね。なお、蕪にも潤しの作用があるので、乾燥する季節に食べて欲しいです。
私個人的には、奈良の柿の葉寿司が大好きです。柿の葉には殺菌作用があり、また香りが良いので、柿の葉で押し寿司を包んだらしいです。